一括査定 実践編

【車屋さんが解説】中古車を一括査定で最も高く買取してもらう為の査定当日の対応方法3選

みなさん、こんにちは! 車屋さん暦15年のさぷりめがねです。



今回は、本番とも言える買取査定当日の流れと対応方法についてご説明します!



こちらの記事を読んでくださった方は準備OKだと思いますが、まだ読んでない人は是非、目を通してから当日に備えてくださいね!
【車屋さん推奨】中古車買取の一括査定に登録する前に絶対にやっておくべきこと!7選!

対応方法には3つのパターンがある

ところで、流れと対応方法にはいくつかパターンがありますが、今回は売るつもりがある人を前提として3つのパターンを紹介します。

1、時間をかけずにとにかく高く売りたい!
2、時間をかけずに高く売りたいが、買取業社の質も選びたい!
3、時間をかけてもOK、金額だけでなく各社の対応も含めてじっくり選びたい!

どのパターンもやり方次第で高く売れますし正解ですが、対応を間違えてしまうと失敗してしまうこともありますので、絶対に失敗しないやり方を紹介していきます!



そして、登録するオススメの一括査定サイトは、こちらの記事で紹介しています。
【!間違いない!】車屋さんがオススメする一括査定サイト!2選!



と、その前に少し長い前置きとなってしまいますが、ここで重要な注意点があります。

自分はお客様だ!と思わないことが最重要

買取側の本音として思うことを控えめに書きますが、査定に来てくれる営業マンも感情のある人間です。

「人は鏡」とはよく言いますが、気持ち良く対応してくれるお客様には、頑張ろう!と思いますし、反対に態度が悪いお客様には、対応次第で関わりたくないな…と思ってしまいます。



車の買取は、契約→車輌引取・書類回収→振込までの一連の流れで成り立っており、その間にお客様と確認の連絡を取ったり、途中で不備があればそれを解決する為にもやり取りをしなければなりません。

その道のプロですから多少のことは我慢してプロなりに対応しますが、1日に何件も査定に行く営業マンにとっては、所詮そのうちの1件です。

この人とは関わりたくないと思った時は、査定時にわざと評価点を低くしたり、上司からもらった決裁金額よりもわざと低めに提示したりすることもあります。

この時点で心の中では、
「めんどくせー!」「早く終わらせて帰りてー!」みたいに思ってます・・・

お客様=神様だと思っている営業マンはほぼいません。

むしろ、買取して利益が発生して初めてお客様として成り立つので、腰の低い営業マンも内心では、お客様との立場は対等だと考えています。

営業マンが嫌がる人の特徴

・横柄な態度、高圧的な態度の人
・いきなりタメ口や言動に常識が無い人
・質問に対する返事が曖昧な人
・説明を全く聞かない人

・個別に伝えた情報を他社の前で漏らしてしまう
・要求が不明確で結論を濁す人
・無茶な希望金額や要求をしてくる人
・とにかく金額だけ出してくださいと言う人
・非常に短時間で商談を終わらせようとする人
・嘘をついても売ってしまえばなんとかなると思っている人

他にも挙げればキリがありませんが、上記に当てはまらないようにするだけで、より高く売れる可能性がグッと上がります!



高い査定額を出してもらう為には、査定に来てくれた営業マンの上司から高い金額を出してもらえるように、やる気を出して決裁者へうまく交渉してもらうことが必要不可欠です。

そしてその上司も金額を出すうえで営業マンへいろいろと質問をします。

その場の状況、売却時期、売却理由、希望金額、売却条件、、

査定する車の状態、セールスポイントの有無、怪しい箇所が無いかどうか、、

もうお分かりいただけたかと思いますが、査定に来た営業マンは、決裁者の上司から聞かれる質問に全て答えられるようにあなたへいろいろと質問してくるので、会話がスムーズなお客様だと上司に報告しやすく、商談も手短に済みます。

少なくとも悪い印象を与えないように気を付けるだけで構いません。
むしろ査定に来てくれてありがとう!というスタンスで、
気持ち良くコミュニケーションが取れるように意識しておきましょう!

①時間をかけずにとにかく高く売りたい!

お待たせしました、ここから本題に入ります!

パターン1

同じ日の同じ時間に査定を依頼してその場で売却を決定するというやり方です。
決め方は各社それぞれの名刺に金額を書いて一斉に提示してもらう入札(一発提示)がオススメです!

モザイクまみれですが、上記の写真は実際に入札した時のリアルな写真です。



いずれもトップと最下位の差額に大きな差がありますね!

そしてトップと2番手にも差が生まれています。



これが入札(一発提示)の最大のメリットになります!



会社によっては、保証費や陸送費などが提示額から差し引かれる場合もありますので、事前に確認をして振込額で提示してもらうようにしておきましょう。

また、振込までの日数も確認しておきましょう。

通常は、車と書類を預けてから3日前後で振り込まれますが、中には1〜2週間かかる会社もあるので確認が必要です。



たまに入札ではなく、競りというやり方を提案してくる会社がいますが、こちらのやり方はオススメしません。

結論から言うと競りというのは、高く出せる会社が提示額を少しでも抑えたいというのが本音のやり方なので、結果として高くは売れますが、最高額が2番目に高い会社の+1,000円で終わってしまいますし、入札に比べて無駄に時間もかかります。

簡単に例えると、A社、B社、C社の3社いたとして、

A社の最高額は150万円
B社の最高額は125万円
C社の最高額は120万円

最低ラインを100万円でスタートしたとします。

するとA社から順番に101万 → B社102万 → C社103万 → A社104万・・・

といった感じで金額を上げていくわけですが、ハッキリ言って出来レースなんですよこれが・・・

入札であれば最高額の150万円で売ることができますが、競りになるとA社はB社の125万円に少し被せれば勝てることになりますので、A社は125.1万円出して終わりとなってしまいます。

本当は150万円まで出せるのに出さなくても勝ちなのでラッキー♪みたいな非常に勿体無い結果となります。。



ですので、その場で決める場合は入札一択をオススメします!

入札する際には最低ボーダーラインの金額を聞かれますので、事前に調べた相場や、他社やディーラーの下取金額などで最低でもこの金額以上で売りたい!という条件があれば伝えましょう。

もし無ければ無理に最低ラインを決めなくても大丈夫です。

また、手放し日も必ず確認されますので、入札を始める前には、最低ラインの金額、手放し日、一番高い会社にその場で契約する旨を伝えるだけでOKです!

所要時間は、査定開始から契約までを想定して、余裕を持って1時間半〜2時間くらいを予定しておきましょう。

パターン1のメリットとデメリット

・交渉不要!最低限の売却条件さえ伝えればOK
・短時間で確実に高く売ることができる!
・自分でもビックリするような金額で売れる可能性がある!

・たくさんの会社が集まるので近所の目が気になるかもしれません
・その場で売却を決定する必要がある
担当者の態度が悪くても会社を選ぶことはできない

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②時間をかけずに高く売りたいが、買取業者の質も選びたい!

パターン2

同じ日の同じ時間に査定を依頼して、後で決めるというやり方です。
決め方は事前に決めた期限を設けて、それまでにメールやSMSで金額を提示してもらい、その中から選んで売却を決定するいわゆるメール入札というやり方です!

この際、できる限り当日や翌日を期限にしておきましょう。

事情によって1週間後くらいまでは許容範囲となりますが、あまりにも日にちを置いてしまうと各社まともに金額を出してくれないこともあります。

また、査定に来た営業マンはその場で即決を求めてきますので、当たり障りのない理由を伝えてメール入札にしてもらう必要があります。

例えば、
・「家族と相談してからでないと決められないが家族は仕事中で電話に出られない。」
・「査定が終わり次第、仕事に向かわなければならない。」


などの理由が無難です。

他にも、他社の車屋さんが絡んでいるような雰囲気は匂わせないようにすることがポイントです。



そしてこの時、電話での連絡ではなく敢えてメールやSMSで提示してもらうという点にも理由があります。

電話での連絡だと営業マンは他社の金額や条件を探るような話を必ずしてきます。

そして、伝えた情報を他社へ漏らされてしまうのでは…?という不安も生じてしまうので、それを警戒してなかなかはっきりと金額を伝えることができずに駆け引きっぽい話に発展してしまいやすいのです。

メールやSMSであれば、名刺に金額を書いて一発提示してもらうのと似たやり方ですので「期限までに1番高かった売却を依頼する会社にだけ連絡をします。」

と伝えるだけで、駆け引きなく簡潔に終えることができるのです。

そしてこの際、各社の金額を言わなくても大丈夫なので、金額以外の条件も含めて売却を依頼したい会社を選ぶことができます。

勿論、来てくれた全ての会社に連絡をしてお礼と断りを入れるのもいいのですが、

「どこの会社がいくらだったんですか?」

「再度上司に交渉してみますので、もう1度チャンスをいただけませんか?」

などと、食い下がられてしまうことも少なくありませんので手間と時間を考慮すると依頼する会社にだけ連絡をするようにしておいた方が無難です。

所要時間は、査定と条件を伝えるやり取りだけで済みますので、1時間〜1時間半くらいを予定しておきましょう。



パターン2のメリットとデメリット

・パターン1と同様に交渉不要!最低限の売却条件さえ伝えればOK
・即決せずに時間を置いてから売却先を選ぶことができる!
・自分でもビックリするような金額で売れる可能性がある!

・たくさんの会社が集まるので近所の目が気になるかもしれません
・その場で完結せずに再度連絡や契約の手続きに時間を割く必要がある

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③時間をかけてもOK、金額だけでなく各社の対応も含めてじっくり選びたい!

パターン3

時間をずらして1社ずつ査定してもらい、後で決めるというやり方です。
決め方は事前に決めた期限を設けて、それまでに電話やメール・SMSで金額を提示してもらい、その中から選んで交渉することも視野に入れ売却を決定します。

パターン2と似ていますが、1社ずつ査定して話をするので対応が良かった会社や、金額が高かった会社に個別に連絡をして交渉することもできます。

この際、できる限り当日や翌日の何時までに金額提示をしてもらうのか明確にし、いつまでに売却を決定するのか限を決めておきましょう。

もちろんその場で金額を伝えてもらうこともできますが、少しコツがあります。

例えば、合計3社に査定を依頼した場合、1社目〜3社目まで順番が生じます。

そして、この順番によって各社の対応が変わってくるので、事前に準備が必要です。

1社目の会社は、
最も不利な順番ですので伝えた金額が2社目と3社目の踏み台にされてしまうかもしれないことを懸念してその場で金額を言いたがりません。

2社目の会社は、
1社目が金額を伝えていた場合はその金額を聞き出そうとしますし、伝えていない場合は1社目同様、1社目と3社目の踏み台にされてしまうので、その場で金額を言いたがりません。

3社目の会社は、
1社目と2社目の金額が出ているのであれば聞き出したうえで、それ以上の金額が出れば即決をしてほしいと言ってきますし、出ていない場合は1社目と2社目に金額を言われて踏み台にされるのを懸念してその場で金額を言いたがりません。



結局みんなその場で決めてもらえないのであれば金額を言わないことが多いのです。



ちなみに、査定に来る営業マンは嘘と駆け引きにとても敏感です。

そして、嘘を付くお客様相手には当然やる気も出しません。



仮に2社目以降の会社に「まだ1社目なので」とか言ってもすぐにバレます。

なぜかというと、どこかの会社が査定した車にはなにかしらの査定した痕跡が残るからです。

査定する際には必ず車検証を確認しますが、しばらく触っていない車検証やリサイクル券などの書類は、車検証入れや他の書類にインクが貼りつきます。

それがすでに剥がれていたりすれば、営業マンはすぐに勘付きます。

他にも、車の傷か汚れをチェックする際に、そこに触れたりすることもあるので、車が汚れていた場合は明らかにそこだけ触れた跡が残るので、そこでも勘付きます。

さらには、事故歴の確認をする為に、雨の侵入を防ぐウェザーストリップというゴムの部分を外して骨格をチェックするのでウェザーストリップがずれていたり、ドアなどの交換を確認する為にドアの端にあるシーリング剤を爪で押してみて柔らかさの違いにより判断する際に爪の跡が残っていたり、ドアやボンネットを外していないか確認する為に付け根の塗装されているネジが外されていないかどうかを確認するのに触れてみることもあるのでそこだけ不自然に汚れがついていなかったり、など。

細かく言えば他にも要素は多々ありますが、ベテランの営業マンはお客様の言動や車輌の状態で、他社で査定したかどうかは瞬時に見抜けるものなのです。(敢えて言葉には出さないことも多いですが…)



また、仮に先に来た会社が査定額を伝えてくれたとします。

この場合、次に来た会社にすでに言われている金額を伝えることはあまりオススメできません。

なぜなら、営業マンからしたら口が軽い人だと判断されてしまい、「この人は自分が伝えた金額も他社に伝えてしまうに違いない…」と警戒されてしまうからです。

そのくせ営業マンは他社がいくら出しているのか質問してきますから厄介です。

ただし、ある程度コミュニケーションが取れて頑張ってくれそうな営業マンや、信用できそうな営業マンには他社の金額を教えてあげるのもアリです。

いずれにしても、いろんな駆け引きに巻き込まれるのは非常にめんどくさい話ですので、各社の対応は統一してしまって、事前に条件を伝えておけばいいのです。

この際、条件が曖昧だと各社の対応も曖昧になってしまいますので気をつけましょう。

例えば、

「今週中にメールでもなんでもいいんで金額出してくださーい。」
・いきなり「他社では〇〇万円出てますよ!」などと言ってしまう

これだと、いつまでに各社金額を提示するのか、いつまでに売却を決定するのかなど、、とにかく話が見えません。

当然、その後は駆け引き混じりなやり取りになりがちですのでNGですし、他社の金額を軽々しく漏らしてしまうことで信用を失いかねません。

「明日の18時までにメールかSMSで金額を出してください。」
・「明後日の午前中には売却先を決定しますので、お願いする場合はご連絡します。」

・「提示額は他社には言いませんし、聞かれても答えないようにします。」

こんな感じで日時や条件が具体的であれば、各社それまでに金額を提示しなければ土俵に乗れませんし、条件が良ければ任せてもらえることが明確ですのできちんと金額を提示してもらえます。

そして、金額を答えないことで提示額を他社に漏らさないという信用も得られますし、最終的に教えてくれた場合には信用してもらえたんだなという営業マンのやる気に繋がります。

所要時間は、条件を統一できていればその場で粘られることもありませんし、こちらからその場で話を切り上げることもできますので、1時間くらいを予定しておきましょう。



パターン3のメリットとデメリット

・各社の対応、人柄、金額など総合的に判断して売却を決定できる!
・必要に応じて交渉することもできる!
・自分でもビックリするような金額で売れる可能性がある!

・1社ずつ査定をするので時間がかかる
・その場で完結せずに再度連絡や契約の手続きに時間を割く必要がある

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まとめ

1、時間をかけずにとにかく高く売りたい人
→同じ日時に査定を依頼して、入札(一発提示)で売却する!

2、時間をかけずに高く売りたいが、買取業社の質も選びたい人
→同じ日時に査定を依頼して、メール(SMS)入札で売却する!

3、時間をかけてもOK、金額だけでなく各社の対応も含めてじっくり選びたい人
→時間をずらし査定を依頼して、指定した日時までに金額を提示してもらって売却する!

そして、査定に来てくれた営業マンには感謝の気持ちを持って接するのが得策です!

登録前の準備は是非、こちらの記事を参考にしてみてください。
【車屋さん推奨】中古車買取の一括査定に登録する前に絶対にやっておくべきこと!7選!

オススメの一括査定サイトは、こちらの記事で紹介しています。
【!間違いない!】車屋さんがオススメする一括査定サイト!2選!

  • この記事を書いた人

さぷりめがね

車屋さん暦15年(現役)| 8000件以上の商談、3000台以上の契約実績| 車の買取・販売に関する知識を発信| 誰も教えてくれない有料級の情報も無料でわかりやすく解説します| 健康オタク|筋トレ×ダイエットが日常|映画・アニメが大好き

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