一括査定 高く売る為の準備

【車屋さん推奨】中古車買取の一括査定に登録する前に絶対にやっておくべきこと!7選!

なにをすればよいか7つ紹介

みなさん、こんにちは! 車屋さん暦15年のさぷりめがねです。



前回は、車を高く売るなら一括査定をオススメする理由についてお話しました。

前回の記事はこちらです。
【車屋さんが解説】中古車買取で高く売る方法は一括査定サイトをオススメする本当の理由



今回は、一括査定を利用する前に必ず押さえておきたい知識と準備について7つご案内します。

登録して後悔したり失敗してほしくないので、愛車をスムーズに高く買い取ってもらう為に、是非最後まで目を通していただけると嬉しいです!

時間が無い人は、最後の【まとめ】に要点を集約してありますので、そこだけでも目を通してみてください!

一括査定で高く売るには準備が大切

・そろそろ車を乗り換えたいな・・・
・引っ越しや転勤で急遽車を売らないといけない・・・
・あまり使わなくなってきたし、値段が良ければ売ろうかな・・・



一般的に、一括査定に登録する人は大きくこの3つに分かれます。
1、代替(車を乗り替えたい)
2、売却(車を売りたい)
3、相場伺い(概算を知ってから検討したい)




売るタイミングまで時間がある人も、急いでいる人も、概算を知りたいだけの人にも、共通して想定される状況への知識をお伝えしますので、しっかり準備しておきましょう。

1、電話対応できる日を決めておく

予定が無い日に登録しましょう

まずは、必ずすぐに電話対応ができるタイミングで登録するようにしてください。



ほとんどの人が何も知らずに広告などに流されて登録してしまい、最も後悔する原因となるのが、登録した瞬間からの鬼電です!

とてもめんどうだと思いますが、愛車を高く売るためには電話対応は避けて通れません。

ですので、予定の無い休日などに登録するようにしましょう。

早めにパパッと済ませられるように午前中に登録するのがオススメです!



登録する一括査定サイトはこちらの記事を参考にしてください。
【!間違いない!】車屋さんがオススメする一括査定サイト!2選!

電話がかかってくる時間帯は?

一般的には朝9時頃〜夜20時頃までの時間帯に電話をかけてくる会社が多いです。

中には非常識かもしれませんが朝7時頃〜夜22時頃まで電話してくる会社もあります。

かかってくる番号は、フリーダイヤル、市外局番、携帯番号と様々で、1つの会社につき複数の番号から電話がかかってきます。

何社くらいかかってくるの?

あなたが登録した車種や、お住まいの地域によって5社〜10社ほど電話がきますので、ある程度時間に余裕を持って順番に対応できるようにしましょう。

1つの会社につき複数の番号から電話してきますので、すぐに電話に出れなかった場合、着信履歴が数10件〜100件以上埋まることもあります。

登録した車種によってはエリア外の買取会社からも電話がきます。

例えば、スポーツカーや輸入車などは専門店が車種を限定して広いエリアを管轄してる場合もありますので、予想以上に電話がかかってくる場合もあります。

電話で聞かれる内容は?

たくさん電話がかかってくるのは分かったけど、
何を話せばいいんだろう・・・?
電話出たくないな・・・



何社も電話がかかってきて同じような質問をされて少し疲れてしまうかもしれませんが、お互い気持ちよく会話できるように、根気強く冷静に穏やかな気持ちで対応しましょう。

早めに電話に出ておかないと、繋がるまで時間を空けて何度もかかってきますので、そうならないようにしておきましょう。

主に聞かれる内容

検討状況の確認
代替を検討しているのか?売却のみを検討しているのか?
査定を希望する気があるのか?

売却時期について
代替・売却はいつ頃を予定しているのか?

・売却理由について
代替の場合、新車か中古車か?
売却のみの場合、どんな事情で売却を検討しているのか?

・希望金額について
いくらで売りたいのか?どこかで金額を聞いたりしているかの確認。

・残債(ローン)が残っているか
銀行ローンやオートローンで購入している場合、支払いが残っているか?
※買取額よりも残債が多い場合、足らない分を支払う必要があります。

・事故歴があるかどうか
車をどこかにぶつけたりなどをして修理したことがあるか?

・どんなオプションがついているのか?
付加価値の大きいメーカーオプションや社外品が付いているかどうか?

・他社の予約状況について
早めに電話が繋がった会社は他社と被るのを避けようとします。
遅めに電話が繋がった会社は他社と同じ日時で被せようとします。
ここで要注意な点があります。
それは、
他社は呼ばずに弊社だけで査定させてほしいという内容で予約を取ろうとしてくる会社です。
具体的には、是非欲しいお車ですのでじっくり査定して交渉させてください!など、理由は様々ですが、同じ時間に他の会社を呼ばないでくださいと強調してきます。
実はこれ結論からすると他社が来ると安く買えないのでこう言ってるだけなのです。
熱意は買っても、いいように流されないように気をつけましょう。

査定日時と住所の確認
いきなり聞かれることもありますが、ある程度状況を確認してから聞かれることも。



電話対応を手短に済ませたい人は、
検討状況と、売却時期と、査定日時と住所、この3点を伝えるだけでもOKです。

ポイント

検討状況がアツい!(具体的かつ早期)ほど、買取会社もやる気満々で査定に来てくれます。
具体例としては・・・

・車が必要無くなったので金額が良ければすぐに売却できます!
・次の車の購入が決まって1ヶ月以内に納車されるので、下取金額を超えれば売ります!


こんな状況であればどこの買取会社も食いついてくるでしょう。

逆に買取会社が冷めてしまうような検討状況だと、やる気は感じられない雰囲気に。
具体例としては・・・

・代替を検討してるけど次の車は決まってなくて時期も決まってません。
・とりあえず金額次第でどうしようか検討したいです。


売却時期が見えない状況だと査定に来てくれない会社もあります。

2、査定する日を決めておく

一括査定に登録すると、即日査定に来てくれる会社も多いですが、中には予定が埋まっており即日対応できない会社もありますし、手の空いてる新人さんがやってくる場合も少なくありません。

できれば、愛車をしっかりと評価してもらうために、翌日〜1週間後を目安に予定を組みましょう!
※まだ売却の意思が曖昧な場合は、各社日程をずらした方が無難です。

売却する意思が曖昧な状態で買取査定にまとめて呼んでしまうと、どうしても即決してほしいという話になりがちですし、即決してくれないと他社がいる前で金額をはっきり出せないなどと言われることも・・・

また、査定〜金額交渉には長めに見ておおよそ1〜2時間程度かかります。

もし条件次第で即決も考えているのでしたら、契約の手続きをする時間も考慮して、余裕を持って2〜3時間程度を予定しておきましょう。

よし、ちょうど今度の休みは予定も無いし査定を依頼しよう!

時間に余裕があれば、こちらもじっくりと査定と交渉に時間を使えます!

さぷりめがね。

3、売却予定日を決めておく

車の売却予定日は、どこの会社からも必ず確認されます。

そして、売却予定日が査定額に直結すると言っても過言ではありません。

とくに近年のコロナ禍による影響で相場が上がっている状況では、相場がいつ下がるかわからない不安定な状況です。

買取業社は買い取った車をできる限り早く処理したいのが本音ですので、できれば1週間以内には入庫したいのです。

相場が変動するリスクを考えると、1ヶ月先やそれ以上先になってしまうと高い金額を出し渋る業社も出てきますし、1ヶ月以上先だと金額を出せない業社も出てきますので、精一杯高価買取してもらうために、売却予定日は、即日〜2週間以内で予定しておくのが良いでしょう!

4、愛車の情報を確認しておく

まずは大前提として、車屋さんは様々なメーカー・車種を扱っており、1つのメーカーや車種に特化しておらず、広く浅い知識なのだと思っておいてください。

しっかりと評価してもらうためにも、事前に相場を把握しておくためにも、愛車情報を把握しておくことは非常に重要です。

車のことがよくわからない人でも最低限の準備はしておきましょう。

車種、グレード、年式の確認

自分の車の車種がワカラナイ・・・という人は少ないと思いますが、似たような車種名が混在している場合もあり、たまに勘違いして登録してくる人がいますので一応確認しておきましょう。

とくに輸入車の場合、グレード名が分かりずらい車種も多いので注意しましょう。

トヨタ クラウンハイブリッド アスリートS

メルセデスベンツ Eクラスセダン E200アバンギャルドAMGライン

国産車に比べて輸入車のグレード名は長くて細かくてよくわからないかもしれませんが、事前に相場を調べる際にも、査定額をしっかり出してもらう為にも、しっかりと確認して調べておいた方が良いでしょう。

例でいうと、
トヨタメーカー
クラウンハイブリッド車種
アスリートSグレードとなり、

メルセデスベンツメーカー
Eクラスセダン車種
E200アバンギャルドAMGライングレードとなります。



グレード名は車の後方のトランクやリアハッチ部分に貼ってある場合もありますが、何も貼ってない場合も多いです。




例のトヨタクラウンハイブリッドの場合は、
・アスリート 新車価格439.6万円
・アスリートS 新車価格503.3万円
・アスリートG 新車価格584.8万円
(各グレードにプラス約20万円で4WD設定有り)
となっており、後方のトランク部分にグレード名が貼ってあります。

それ以外にも、
・アスリートS”Jフロンティアリミテッド” 新車価格497.9万円
・アスリートS”Jフロンティア” 新車価格520万円
などといった特別仕様車もあり、内外装のデザインが違うだけでトランク部分にアスリートS以外の表示はありません。

このようにグレードによって新車価格や装備が大きく違う場合には、買取査定額も大きく変わりますので確認しておきましょう。

グレードがわからない場合には、【グレード検索サイト】を利用しましょう。

国産車に限りますが、各メーカーごとに車台番号を入力するとグレード名がわかるサイトが用意されており、だいたいの車種は調べることができます。

トヨタの場合、「トヨタグレード検索」と検索すればサイトが出てきます。

https://www.toyota.co.jp/grade/dc/top

ただし、どのメーカーも全ての年式・車種には対応してませんので、検索してもグレード名がわからない場合もあります。

実際、車屋さんでも調べてもなかなかグレード名が判別できない車種もあり、グレード名を間違えて買取してしまうことも稀にあります。



年式は、車検証の上部に【初度登録年月】と記載してあります。

それがその車が新車時に登録された年式です。

【初度登録年月】の左横に【登録年月日】がありますが、こちらはイコール年式ではないので、見間違えないように気をつけてください。



ここで注意しておきたいのが、マイナーチェンジフルモデルチェンジの有無です。

MCとFCの違い

【マイナーチェンジ(MC)】
主に外装や内装のデザイン、装備などの一部が変更される。

【フルモデルチェンジ(FC)】
外装や内装だけでなく、構造やエンジンなども含めて大きく変更される。

例えば、例であげたトヨタのクラウンハイブリッドでいうと、
2012年12月〜フルモデルチェンジによって前期型が発売され、
2015年10月〜マイナーチェンジによって後期型が発売
2018年6月〜フルモデルチェンジによって次世代型へと変更されています。


このMCやFCによって査定額も大きく変わりますので気をつけましょう。

また、稀に新車時に登録遅れという車輌も存在します。

とくに海外から運ばれてくる輸入車に多く見られますが、例であげたクラウンハイブリッドで例えると、
初度登録年月が2018年7月なのにフルモデルチェンジ前のモデルであったり、
初度登録年月が2015年12月なのにマイナーチェンジ前のモデルであったり、、

本当に稀なので気をつける程のことではありませんが、もし該当している車輌の場合は査定前に注意点として伝えておいた方が良いでしょう。

走行距離、色、排気量、駆動、シフトの確認

走行距離は、おおよそ把握していれば構いませんが、メーター部分に表示されている走行距離がTRIP•AやTRIP•Bと表示されている部分を見間違えてしまう人も多いので、必ずODO表示されている距離を確認しましょう。

車種によってはODOの表示が無い場合もあります。



についても、車種によっては複雑な場合があります。

例えば、白やパールホワイト、黒やブラックメタリックの違いがあったり、レクサスの場合、同じパールホワイトでも、ソニッククォーツ(085)と、ホワイトノーヴァガラスフレーク(083)のように一つの色に複数の種類がある車種も多いですので、確認しておきましょう。

カラーナンバーを確認しておくと間違いないですが、調べる手間もありますので、とりあえず見た目の色で伝われば大丈夫です。



排気量も、1つの車種で何種類もある場合も多いので、聞かれる場合があります。

排気量は車検証を見ればすぐに分かりますが、事前に相場を調べたい場合には確認をしておきましょう。

例えば、クラウンハイブリッドの場合、2.49Lと記載されており四捨五入して2,500ccですが、この車種の場合ハイブリッド車は全て2,500ccとなっており、ターボ車の場合は2,000cc、ただのガソリン車の場合2,500ccと3,500ccがあります。

排気量の違いでグレードも異なりますので、それぞれ買取査定額も大きく変わってきます。



駆動はシンプルに2駆(2WD)4駆(4WD)かのどちらかです。

車種によっては2WDか4WDかの違いで査定額も大きく変わります。

輸入車の場合はグレード名に表記されている場合が多いので分かりやすいですが、国産車の場合は車種によってAWDや4WDと表記されたり、何も表記されていなかったりします。

クラウンハイブリッドの場合は型式に違いがあり、AWS210が2WD 、AWS 211が4WDとなってます。

メーカーや車種によっては型式も同じ場合があり判別しずらい場合もありますので、わからない場合は査定時に確認してもらった方が無難でしょう。



シフトもシンプルにオートマ(AT)マニュアル(MT)かのどちらかです。

細かく言えば、ATやMTにも車種によって様々な違いがありますが、査定時にはそこまで問われません。

このATかMTかの違いも車種によっては買取査定額が大きく変わります。

とくにスポーツカーは、この違いによりまるで別の車種かのような査定額の違いがあり、MT車に軍配が上がります。



また、輸入車の場合は右ハンドル左ハンドルでも査定額が大きく変わります。

モデルや年式にもよりますが、基本的には左ハンドルの方が高い傾向にあります。

これは主に海外輸出による需要の高さが左ハンドルの方が高いことが考えられます。

また、アメ車などの場合、ディーラー車か並行輸入車かの違いでも査定額は変わりますし、ポルシェなどの高級車の場合、定期メンテナンスをポルシェディーラーでしっかりと受けているかどうかでも査定額は大きく変わりますので、所有しているメーカーや車種によってそれぞれ注意点を調べておくことが必要です。

装備の確認

ここでいう装備については主にメーカーオプションの装備についてです。

https://www.modellista.co.jp/press/2015/1001_crown/

クラウンハイブリッドの場合

・メーカーオプション純正ナビ
・ムーンルーフ(サンルーフ)
・レザーシート
・モデリスタエアロ
・モデリスタマフラー
・18インチメッキアルミホイール
・セーフティセンス(プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール)
・パノラミックビューモニター

などがありますが、これらが全て装着されている車輌は希少で、高値で取引されます。

上記で挙げた装備が付いている車輌は新車時にもそれなりのオプション価格で、且つ中古車としても人気のある装備なので査定額に大きく影響します。



主要装備以外のオプションに関しては、正直あっても無くても査定額にはほぼ影響しないので、あまり気にしなくても大丈夫です。

例えば、ETCやドライブレコーダーなどのオプション価格が数万円の装備は、残念ながらほとんど査定に影響しません。



社外品についても同様で、いくらお金をかけてカッコイイと思っていても、それが万人受けするカッコ良さでなければ評価されにくいところです。

車種や年式などにもよりますが、車高調や社外ホイール、社外マフラーなどでカスタマイズして弄ったりしている場合には、純正品は捨てずに保管しておいた方が査定額は上がりやすいですね。

勿論、社外品でも有名なメーカー品で本当にカッコ良くカスタマイズされている場合は、純正品が無くても査定額が上がることも期待できますので、弄った車に乗っている人はパーツのメーカーや商品名を把握しておくとよいでしょう。

事故歴、傷の度合い、不具合について

中古車の査定時には、評価点によって買取査定額が決まります。



この評価点は5点満点評価で、オークション会場や協会によって基準は微妙に異なりますが、おおよそ次のように決まっています。

 5点⇨ほぼ無傷な状態。
 4.5点⇨多少の小傷や補修跡がある状態。
 4点⇨多少の目立つ傷や補修跡がある状態。
 3.5点⇨目立つ傷や劣化が多い状態。
 3点⇨目立つ傷が大きくボコボコの状態。
 2点⇨サビが酷く商品価値の低い状態。
 1点⇨冠水車。水没歴のある状態。
  R点⇨骨格に修復暦、損傷がある状態。(外装の見た目は関係ありません)

ここで気になるのが事故車(修復歴有り)かどうかですが、査定時にお客様に話を聞くと、事故歴が無いと言ってるお客様でも車を査定してみると事故車だったりすることが多いんですよね・・・

嘘なのか知らなかったのか掘り下げることはありませんが、後でトラブルを招く原因にもなりかねませんので、隠し事はせず、把握できている範囲で伝える程度でも十分ですので、鈑金修理箇所は聞かれたら正直に答えるようにしましょう。

どこをどんな風にぶつけたことがあるとか、中古で購入した場合は事故歴無しの車として購入したかどうか、購入してからぶつけて直したことがあるかどうかを伝え、あとの判断は査定してくれる人に委ねましょう。

ぶつけて修理して直したことがあるからといっても、骨格まで届いていなければ事故車扱いにはなりません。



不具合についても同様に把握してる箇所は事前に伝えておきましょう。

例えば、
メーターにチェックランプが点灯することがある。
エンジンやミッションの調子がおかしい、変な音がする。
ナビの調子がおかしい、窓が開かない、ミラーが動かない、など。

査定時には実際に走行させることはできませんし、買い取ったわけでもないのに1〜10まで全ての動作確認をすることもできません。

不具合の内容によっては買取契約後に発覚して減額に繋がる場合も懸念されますので、隠し事はせずに把握している不具合は事前に伝えておくことが無難です。

5、相場を把握しておく

相場についてはこちらの記事で詳しく説明してますが、
⇨【!必読!】車を売る前に相場を把握しておくことの重要性とその理由!



相場を把握しておくことで、交渉にも決断にも役に立ちます!



本来、相場とは全国各地にあるオートオークションでの業者間取引価格のことを言いますが、一般の人がオークション相場を把握することは困難です。

ですのでここでは、おおよその概算価格を把握することを目標にしましょう。



相場を確認する方法はいくつかありますが、一括査定を利用するうえで最も手っ取り早いのは、掛かってきた電話で直接聞いちゃいましょう!

とはいえ実際は、電話を掛けてくるコールセンターの人たちは車に関する知識が浅く、相場を調べるツールも判断力も持っていないのが現状ですので、掛けてきた人が営業マンでない限り、掛かってきた電話でそのまま教えてもらえることはほとんどありません。

むしろ車を査定して見てみないと金額はわかりません。と言ってとにかく査定を促してきます。



ですので、査定予約をする際に一言、「予約前に概算金額を教えてください。」と伝えましょう。

この予約前にという点がポイントです。

ただ概算を教えてくださいと言うだけでは、コールセンターの人達は概算を伝えても査定予約が取れないのではないか?という不安があり、実際に査定して見てみないとわかりませんと言ってきますが、査定予約を前提に概算を教えてほしいとなれば、概算を伝えれば査定予約が取れるなら調べます!と前向きになり、概算を教えてもらえる確率が格段に上がります!

概算を教えてくれた会社に査定をお願いしてるので、お手数ですが概算教えてください!!

はい!喜んでー!!

さぷりめがね。




ただし、車種によってはデータが少なく、本当に見てみないとわかりませんと言われる場合もありますし、登録時に車の詳細を入力しておかないと正確な概算は出せませんので、概算を知りたい場合、できる限りの情報入力は必須となります。

しかし、ほとんどの一括査定サイトには、概算を調べる為の情報を入力する項目が存在しません!笑

そしてこの際に注意しておきたいのが、安い金額を伝えても査定させてもらえないことを懸念して、高めの概算を伝えられることが多いので、おおよそ平均値以上を目標に考えておくと良いでしょう。

MOTA (モータ)の利用がオススメ!

・まずは金額を知ってからゆっくり検討したいなぁ・・・
・できれば下取に出したいけど、いくら以上を目標にすればいいの?
・高く売りたいけど鬼電対応するのはイヤだなぁ・・・

リアルな概算を知りたいなら、MOTA (モータ)がオススメですよ!

さぷりめがね。



査定予約をせずとも他にも方法はあります。

それは、MOTA (モータ)という一括査定サイトです。



こちらは一般的な一括査定サイトとは少し違い、車の詳細な情報を入力することができ、電話が来る前に概算が分かる仕組みになっています。

住んでる地域によりますが、最大20社があなたが登録した車に対して概算金額を提示します。

そして、翌日の夕方18時までに概算を提示した車屋さんの中から、概算金額の最低金額が高かった上位3社が選ばれて、18時以降にWeb上で金額を確認できます。

その後、その3社から電話が掛かってきますが、実際に査定を依頼しても良いですし、概算を知りたかっただけですと話を終わらせても大丈夫です。

まずは概算を知っておきたいという人や、たくさんの電話対応が苦手な人には、こちらのMOTA (モータ)の方がオススメです!



MOTA (モータ)についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
⇨車屋さんが絶対的にオススメする一括査定【MOTA】の登録方法!

そして、MOTA (モータ)のお申し込みはこちらです。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”一括車買取査定【MOTA車買取】

カーセンサーの利用がオススメ!

・代替えが決まったからできる限り高く売りたい!
・もう車は必要無いな、よし!売るの決めた!

とにかく少しでも高く売りたい人には、カーセンサーがオススメですよ!

さぷりめがね。



お住まいの地域によって、登録されている買取業社の数や質も異なりますので、少しでも高く売りたい人カーセンサーがオススメです!



こちらのカーセンサーがオススメな理由は、幅広い買取業社が登録されていて間違いない点と、MOTAと同様に細かい車輌情報を入力できるので、概算が確認しやすい点です。



他の一括査定サイトでは、車輌情報を入力する項目が少なすぎるので、査定前に概算を知りたくても調べようがないんですよね・・・

年式、車種、走行距離くらいしか登録できないので、車屋さんからしたら、そんな少ない情報で概算金額なんかわかるわけないだろ…となるわけです。



カーセンサーについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
⇨車屋さんが絶対的にオススメする一括査定【カーセンサー】の登録方法!

そして、カーセンサーのお申し込みはこちらです。
無料で一括診断!あなたの愛車査定




あとは多少の相場感や、車の知識がある人は事前に売値を調べておくのも良いでしょう。

売値はカーセンサーやグーネットなどで簡単に調べられます。

同じ年式、車種、グレード、走行距離の車でも売値にはある程度の幅がありますので、安い売値と高い売値の両方を把握しておきましょう。

一般的な車種であれば、売値が分かれば20〜30万くらい低い金額が買取価格の適正価格かな?というイメージが掴めます。

※ただし、近年の相場高騰や下落の影響を強く受けている車種に関しては、高騰時に仕入れた車は売値も高く、下落後に仕入れた車は売値が安くなっていますので、自分の車の売値がそのようになっていた場合、安い売値を参考にしておいた方が無難です。

6、必要書類を確認しておく

必要書類は、普通自動車軽自動車で用意する書類は違います。

どちらにも共通する書類

・車検証
・自賠責保険証明書
・リサイクル券

これは、ほとんどの人が車検証入れと一緒にセットで車の中に保管されていると思います。

補足として、
・自動車税納税証明書
が必要な場合もありますが、昔と違って完納していれば不要な場合が多いです。

普通自動車の必要書類

【普通自動車】

・印鑑証明書
・委任状、譲渡証明書
(買取業社が用意)に実印を押印。

印鑑証明書は名義変更用に使われますが、自動車税の還付権利譲渡用にも使われます。

その為、都道府県によってそれぞれに1通ずつ必要な場合もありますので、合計2通必要と言われる場合が多いです。



※引越しして車検証の住所と、印鑑証明書の住所が違う場合には下記書類も必要。
・住民票(住所変更が1度の場合)
・住民票の除票(住所変更が2度の場合)
・戸籍の附票(住所変更が2度以上の場合)




※結婚して姓が変わっている場合には下記書類も必要。
・戸籍謄本(抄本)



※所有者が亡くなっている場合は下記の書類も必要。
・亡くなった所有者の除籍謄本(全部事項証明書)
・遺産分割協議書(買取額が100万以上)

 ※相続人が複数の場合、全員分の印鑑証明書・実印が必要。
・遺産分割協議成立申立書(買取額が100万以下)
 ※代表相続人の印鑑証明書・実印が必要。

軽自動車の必要書類

【軽自動車】

・申請依頼書(車検証の住所、氏名を記入)

軽自動車の場合は簡単で、引越ししていても、結婚して姓が変わっていても、申請依頼書に記入するだけで良いのでシンプルで簡単です。

所有権付き車輌の必要書類

※所有権付き車輌(購入時にオートローンを組んでいる場合)
所有者が購入店のディーラー名や、クレジット会社名になっている場合は、所有権解除手続きをしなければ名義変更などはできませんので注意が必要です。

とはいっても、所有権解除は買取業者が手続きしてくれますので安心してください。

普通自動車でも軽自動車でも、所有権先によって必要書類が違います

買取が決まってから買取業者が確認して案内してくれるのが一般的ですが、自分で所有権先に確認することもできますので、余裕がある人は確認しておきましょう。



ここで注意してほしいのが、残債(ローン)が残っている場合は、それを一括返済してからでないと所有権解除できませんので、残債(ローン)が残っている人は必ず事前に、クレジット会社に残債金額を確認しておきましょう。

例えば、
100万円の残債が残っていて、買取金額が50万円だった場合は不足分の50万円を支払わなければ車を売却することはできません。
逆に、
50万円の残債が残っていて、買取金額が100万円だった場合は残りの50万円が手元に残ります。



めんどくさくてよくわからない!という人もいると思いますが、通常は売却が決まってから用意する流れになりますのでご安心を。

売却が決まった時に担当者に確認し、契約上の期日内に用意すれば大丈夫です。

7、契約できる条件を決めておく

買取業者からすれば、最終的にどうすれば契約してもらえるのか?

つまり、
・いくら出れば売ってもらえるのか?
・納得できる金額が出た場合、いつ車を預かれるのか?
・上記の2つの条件をクリアできた場合、いつ契約してもらえるのか?


これをはっきりしてもらえないと精一杯の買取額を交渉することができません。



そして、契約するタイミングは基本的にその場での契約を求められます。

なぜなら、
実際に査定を依頼して車を見に来る営業マンは、自分で金額を決める権限を持っておらず、金額を決める決裁権を持っている上司へ相談して提示額を決めてもらうのです。

決裁権を持っている上司は、1度に複数人の営業マンからの相談に対応してることもありますので、状況が曖昧な営業マンからの相談は後回しにりがちです。

そして、
他社もその場にいる場合や、後で他社の査定が控えている場合には、金額を伝える=他社の交渉材料として踏み台にされるということを嫌うので、ひたすら駆け引きのようなやりとりになってしまうのです。



特に初めて一括査定を利用する人のイメージとして前提にあるのが、各社それぞれに金額を提示してもらって、その中から高いところに売りたい。

と思っている人が非常に多いのですが、現実はそうもいきませんので、お客様と買取業者のギャップが話をめんどくさくしてしまうことになるのです。

勿論、中には良心的な対応で、その場でパッと金額を伝えてくれる業社もいます。

しかしその反面、後でその金額で売りたいと連絡をしたら提示額が下がってしまうこともあるのです。

いくら文句をつけても契約しているわけではないので、いくらでも言い回しが効くというのが買取業者の見解になっていることも多いです。



せっかく査定してもらうのなら、良い条件で売りたいですよね?

ですので、査定をしてもらう前にどうすれば契約できるのか?という条件は事前に決めておいた方が気持ち良くスムーズに車を高く売れます!

・車検が3ヶ月後なのでギリギリまで乗っていたいですけど、どうせなら高く売りたいので○○万円以上出してもらえるなら来週、、いや!明日にでも車を引渡せます!!
・家族とも相談済みなので納得できれば今日決めちゃいます!!

条件次第で今日決めていただけるなら、限界価格で頑張ります!

さぷりめがね。




長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった人なら当日の対応に困ることは無いと思いますので、
あとは、同じ日時に複数社呼んでその場で決められるように査定を依頼するのか、金額以外に会社の質や接客対応も考慮したうえで選びたい場合は各社別々の日時で呼んで、条件を伝えたうえでの金額提示をしてもらうのか、検討状況に合わせて査定を依頼しましょう!


まとめ

1、予定の無い日にカーセンサーへ登録する。
電話対応に備えて時間に余裕を持ちましょう。
カーセンサー以外では概算の確認が困難です。

⇨車屋さんが絶対的にオススメする一括査定【カーセンサー】の登録方法!
カーセンサーの申し込みはこちらです。
無料で一括診断!あなたの愛車査定

MOTA (モータ)の場合は登録翌日の18時以降に連絡が来ます。
⇨車屋さんが絶対的にオススメする一括査定【MOTA】の登録方法!
MOTA (モータ)のお申し込みはこちらです。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”一括車買取査定【MOTA車買取】

2、翌日以降で査定できる日を決めておく。
即日では対応できない会社もあります。
余裕を持って、おおよそ2〜3時間は確保しておきましょう。
査定から金額提示までに最低でも1時間はかかります。


3、売却予定日は2週間以内(遅くとも1ヶ月以内)に決めておく。
できるだけ早い方が高価買取に繋がりやすい。
売却予定日が遠すぎると価格を提示してもらえない場合もある。


4、愛車の情報・装備・状態などは事前に確認しておく。
事前に相場を把握しておく為にも登録時に入力する内容は最低限確認しておきましょう。

5、査定前に相場を把握しておく。
高価買取の為の有力な交渉材料になります。
安く買い叩かれない為に適正価格以上を狙いましょう。

⇨【!必読!】車を売る前に相場を把握しておくことの重要性とその理由!

6、売却に必要な書類を確認しておく。
車だけ先に渡しても書類を渡さなければ入金されません。
引越しなどで書類取得までに時間がかかる人は注意しましょう。


7、どうすれば契約できるのかを決めておく。
結局ここが決まっていないと高価買取への交渉が進みません。。

  • この記事を書いた人

さぷりめがね

車屋さん暦15年(現役)| 8000件以上の商談、3000台以上の契約実績| 車の買取・販売に関する知識を発信| 誰も教えてくれない有料級の情報も無料でわかりやすく解説します| 健康オタク|筋トレ×ダイエットが日常|映画・アニメが大好き

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